Staff Column

意識出来ていますか?今すべき事、これから身につけるべき事。

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ポケチ

これからのキャリアを考えるという事

「5年後はどうなっていたいですか?」

面接で良く聞かれるとされる質問の一つです。受け身ではなく、どれだけ主体的に働いているか、どれだけ目的意識をもって働いているか、といった事を見極めるというのがこの手の質問の意図。

そしてそれに対して、何の準備もなくスラスラっと答えられる人は非常に少なく、「どう答えると良いと思いますか?」という相談を受ける事は非常に多くあります。そして、これを質問している面接官でさえ、実はこの問いに明確な答えを持っている人は少ないんじゃないかな……とも思います。

ただし、これから社会を生き抜いて行く上で、これからのキャリアを考えるという事は絶対に必要です。それも5年後ではなく、10年後、20年後、さらには30年後まで。今回はこれからのキャリアデザインの考え方についてまとめてみたいと思います。

ハンガー

キャリアデザインの必要性とは

キャリアデザインというと、小難しくてあまり馴染みがない言葉かもしれません。これからのキャリアをどう計画的に築き上げて行くかということです。このキャリアデザインが描けていなければ、数年後の自分をイメージすることは非常に難しいでしょう。

日本は終身雇用の概念が定着していて、「総合職」という括りで、都度会社からの異動辞令に従う形で最後まで勤め上げるというのが一般的とされてきた歴史があります。その結果、自ら主体的にこれからのキャリアをイメージするという感覚を持っている方は非常に少なく、前述の通り会社からの辞令でキャリアが決まっていくという、ある意味受身な形が自然と受け入れられてきました。

ただ、ファッション業界でも早期退職やリストラの話をよく耳にするようになった昨今、もはや終身雇用は過去のもの。必ずその会社で勤め上げられるという保証はどこにもなくなっているのが実情です。つまり、これからは自分自身で計画的にキャリアを築き上げていかなければ、その会社の中でしか通用しない人間になってしまい、将来的に職を失ってしまう可能性が非常に大きいのです。

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将来像に向けてのレシピを知る事

では、自分自身で計画的にキャリアを築き上げるにはどうすれば良いのか。まずは将来ありたい姿を考えることが重要です。

こんな仕事に就いていたい、こういう働き方をしていたい、こういう生活を送っていたい……などなど、それは人それぞれの価値観なので正解はありません。どんな事でも良いので、まずは自分の理想とする将来像を想い浮かべてみてください。そして次にそれらの理想とする姿は、「何故今すぐ実現できていないのか」を考え、それらを考えられ得るだけ書き出してみてください。そこに書かれたものが、これから貴方が身につけて行かなければいけない経験や能力なんです。逆説的ですが、何が足りないかさえわかれば、自分の理想とする姿には必ず近づいていけるとも言えます。

料理で置き換えると、まず何を作りたいか、そしてそれに必要な材料は何なのかを調べるという事と一緒です。何を作りたいのか、が無ければ、当然必要な材料も見えてきません。まずは自分のありたい姿を想い浮かべ、それに必要なレシピを知る事。その姿は想像できてもレシピが浮かばないという人は、実際にそれを実現された人やレシピを知っていそうな人を探してレシピを聞いてみればよいのです。

これからのキャリアを考えるという事、是非皆さんも実践してみてください。

そしてその過程で迷うことがあれば、いつでも気軽に私たちへご相談下さい。ファッション業界で働く方の、キャリアデザインのパートナーになれればと思っています。

 

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