Staff Column

夏の終わりと野球部。

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「将来は磐城高校に入学して甲子園に行くんだ!」

 

その当時、福島で甲子園最多出場(春2回夏7回)を誇り、

地元の野球少年にとって絶対的な憧れの存在であった、

福島県立磐城高等学校。

甲子園準優勝という輝かしい実績を持つ。

 

田舎の野球少年であった私にとっても、

野球を始めた頃からずっと憧れの高校だった。

 

そして、念願叶って入学・入部できた磐城高校野球部では、

私と同じく小さな頃から磐城高校に憧れ続けた野球少年たちと共に、

それはそれはとても厳しい上下関係や

それはそれはとてもハードな毎日の練習を経験してきた。

 

出会ったのはもう20年も前の話である。

 

そんな野球少年たちは、そのまま野球おじさんとなって、

毎年1度はお酒を酌み交わす、かけがえの無い友人となっている。

 

そして、つい先日も久々に野球部の同期で集まりがあった。

 

野球少年の時も、野球おじさんになっても、

結局話題の中心は当時の野球の話。

 

「あのとき実はこう思っていた」

「あの打席は完璧だった」

「9番バッターにエンドランでホームラン打たれて干された」

「あのチームは強かった」

 

など、よくもまぁ20年も前の話をそこまで細かく覚えているよなぁ なんて、

自分自身にも感心しつつ、

時を経ても変わらないこの関係性がとても嬉しく感じる。

 

そしてようやく終盤になって、

お互いの仕事の話。

 

学校の先生からヘッドハンターまで、

それぞれバラバラの職業についているから、

これがまた面白い。

 

ただ、どんな仕事に就いていても、

それぞれみんなが情熱的に、信念をもって仕事をしている事が伝わって来る。

 

野球の時と一緒だなぁ、なんて。

 

個性的で、若干まとまりには欠けるチームではあったけど、

お互いに刺激し合って今があるのだと、

改めて感じさせられる。

 

残念ながら、自分たちの代では甲子園に行く事はでなかったけれど、

強い目標や目的をもって行動した3年間は、

今の自分の仕事観にも、強く影響していると思う。

 

卒業の日、

卒業生に向けて、監督さん、部長先生、顧問の先生たちから、

メッセージ入りのボールがプレゼントされた。

 

そこに書かれた監督さんからのメッセージ。

 

「人生の甲子園へ」

 

いまだに取ってあるこのボールを見るたびに、

すっと背筋が伸びる想いがする。

 

久々にみんなと会った帰り道、

ふと、自分にとっての「人生の甲子園」を考えてみる。

 

熱く話した夜だから、

 

きっとこんな事を考えたのは、

 

自分だけじゃないはずだ。

 

今年も甲子園が終わり、

夏の終わりではあるけれど、

 

人生の甲子園に向けて、終わりのない挑戦をし続けたい。

 

Naoya

 

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