Staff Column

「GINZA SIX」がついにオープン!業界に与えるインパクトとは?

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銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」が4月20日にオープンした。展開するブランド数は241、その半数以上が旗艦店と位置付けているところも多く、エース級の人材を集結させている。とあるインターナショナルブランドでは、海外から店長をヘッドハンティングしたという話や、インバウンドの需要を考えて英語、中国語を話せる人材を多く配置させているといった話を聞いた。「GINZA SIX」のオープンでかなりの数の雇用を生んだことは間違いない。

2008年に阪急メンズ大阪がオープンした際も、同様に多くの雇用が生まれ、約2年間は求人にも流動性があった。このことからみても、「GINZA SIX」関連の求人が終結するまでにはしばらく時間がかかるだろう。

販売系求人は横ばい、オフィス求人は減少傾向に

販売系の求人数は、今後大きな増加は見込めないものの、商業施設の絶対数は増えているため、一定数の水準を保つだろうと予想されている。ただし、景気動向に大きく左右されるため、今後の北朝鮮情勢など政治の不安要素にも注意が必要だ。

外資系ブランドのオフィス求人では、毎年マーチャンダイザー、ビジュアルマーチャンダイザー、営業、プレス職など一定数の動きがある。新たなインターナショナルブランドの上陸は少なく、退職によるリプレイスメントが採用の背景にあり、求人数が増加することは見込めない。むしろ、本社スタッフの人数を減らす傾向にあるため、求人数は減少傾向にある。

デジタルマーケティングやアウトレット人材のニーズが急増中

一方で、人材争奪戦となっているデジタルマーケティングは、ほぼすべてのブランドが紙からデジタル広告の予算を増やしていることもあって求人は超増加傾向にある。セレクト業態は軒並み苦戦。国産アパレルもこれまでと同じやり方では厳しくなってきているのは各社の共通認識になっており、異業種と積極的にコラボレーションをするトレンドもある。国産ブランドでは人材の流動性は高く、改革期にも近い印象を受けている。

外資、国産でもビジネスに欠かせない存在になっているのがアウトレットである。
アウトレットで年間数十億の売上を作るブランドもあり、国内売上ナンバーワン店舗がアウトレットというブランドも多くなってきている。各社で、アウトレット向けの商品開発、店舗の増床、人員強化などが活況であり、販売、アウトレット管理、商品開発などの求人市場は明るいのが現状だ。

【ファッション業界求人の天気予報】
販売職:☀(晴れ)
外資オフィス職:☁(曇り)
国産ブランド:☀(晴れ)
セレクト:☁(曇り)
アウトレット:☀(晴れ)

本年度ファッション業界の求人動向には傘は必要ないでしょう!

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Takashi IKEMATSU

アメリカ留学時代,古着屋のディーラーを経験。 国内の紹介会社を経て、2008年にエーバルーンコンサルティングを設立。 主にエグゼクティブのサーチやM&A案件を担当。

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